マトリクス・SDという会社
少し止まると書いて「歩く」だ
来期、私たちの会社は10年目を迎えます。
創立当時、いろんな先輩諸氏から「10年の壁」と「10億の壁」はよく聞かされていました。
幸いにも10年目にして「20億の壁」となってはいますが。
この「10年の壁」の正体をしっかりと見極めながら、私たちは大きな変革を迫られていることを痛切に感じています。私たちのビジネスモデルは、クライアントのオファーがあって、スタッフ手配が完了して初めて「売上」が成立します。
サッカーに例えれば、ポイントゲッターは、管理部門コーディネーターの方にあります。
営業がオファーをもらって(いいパスを出しても)も、コーディネート(シュート)できなければ得点にはならないのです。「営業センスを持った管理部門、管理センスをもった営業」が望まれるのだが・・・・
新規開拓で、この10年突っ走ってきましたが、「少し止まる」と書いて「歩く」ということになりますが、時には「歩くような速さ」にもどしてもう一度仕事のあり様を見直さなければならと考えています。
この得点打率を上げることが、いまある「壁」を乗り越える、方法のひとつになるかも知れません。それは陣容をそこにシフトするということを意味します。
「デザインは機能に従う」という言葉があります。
組織のデザインを変えなければならない。「会社は成功した理由で失敗する」と言われいつまでも過去の成功ノウハウに固執すると時代の変化に対応できないということでしょう。10年の壁とは、そういった意味で組織のオーバーホール期のことを先達は言っていたのではないかと思うこの頃です。
「ブラックジャックによろしく」にこういう台詞があります。
「いま、君の目の前にある壁は、もしかしたら重い扉なのかもしれない」と。
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