結局は私たちの仕事だ
最近とみにみられる社会的な事件があります。
お客様の顧客管理を主としている会社での、個人情報の機密漏洩の問題です。デジタル社会ならではの犯罪ですが。私どもも派遣という生業上、どうしても避けて通れない業種です。
で、そこで起きている事件の原因は何だったのか、よく考えてみました。パスワードで守りを固めたシステムの内部に、どうやって侵入したのか?
よく言われるハッカーであったのか?いや真相が明らかになるにつれ問題は全然ちがいうところにあった、ということが教訓。
問題はソーシャルエンジニアリング(社会工学)だと。「コンピューターの点検で-す。」などと電話して職員からパスワードを聞き出したり、内部の社員の犯行であったり(これが一番多いのだが)ふたを開ければきわめてアナログチック(社会工学)な手法だ。電子工学の問題ではなかった。電脳システムの防御にいくらお金をかけてみても、社員教育を怠ったら何にもならいというのがオチだ。
どこをみても「社会工学」的な弱点だらけだと思う。
これも私たちマトリクスのレベルを上げれば、立派な営業のきっかけにはなる筈です。理科系の技術だけでは防げない。 問題はやはり人間にあるのだから。
で、私たちはこの「人」を介在したビジネスをしていることを肝に命じておこう。
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